お受験とマンション

お受験とマンクラ、相性がいいようでめちゃくちゃ悪いですよという話。

 

大きな理由としては

・志望校選定時に通学可能性も含めて検討するケースが多いと思いますが、その時点でエリアに縛られる。

・仮にどこかに合格したとして引っ越すにしてもやはりその学校の近隣エリアに縛られる(通学時間を気にしないというのは難しいでしょう)

・お受験は教室はいくつかありますが、基本的にその学校の近くの校舎で対策講座が組まれることが多いです。また結局のところ地場の教室(大手お教室でも学校近隣校 )の実績が高いため、そこに安定して通わせる必要がある。

・学校見学等、気の抜けない行事、安定したお教室への通学を最低でも1年間やらなければならないため、そもそも引っ越し(物件を探している)余裕がない。

 

マンクラの多くが広域検討者が多く建物スペックに引っ張られがちですが、通学エリアにかなり厳しい小学校もあるため、仮に合格して通学するようになってもとてもじゃないけど建物でエリアを選ぶ余裕はないでしょう。

 

中学受験であれば都内在住で聖光や渋幕に通学するというのはそんなに珍しい話でも何でもないと思いますが、小学校低学年でそれができるかという話です。

また、中学受験のようにテストだけで合否が決まるならいいですが、説明会に何度足を運んだか、熱意はあるか、などを問われる小学校受験については何はなくとも安定した居住地が求められます。

 

勿論お金が無限にあればだいたいの問題はクリアできると思いますが、多くの場合でそれは難しいでしょうね…

 

結果として子供の情緒の安定、また親の精神面の安定なんかも考えた場合、受験前はおろか受験後もおいそれといい物件があるから引っ越すぞというのは難しく、ある意味で公立小学校以上にエリアに縛られるのではないかというのが私の持論です。

(暁星、白百合、東洋英和、雙葉あたりなら平気かもしれませんが…)