東上野四丁目A-1地区再開発について

どうも。ご無沙汰しておりますSTMです。

今日は上野で再開発計画が決定したということですので小市民として

どんな感じになるんだろうかと考察していきたいと思います。

 

まず再開発区域について

https://www.city.taito.lg.jp/kenchiku/machidukuri/chikumachizukuri/higasiueno.files/pamphlet.pdf

 

台東区HPより

 

今回はこちらの街区でいうとA-1地区となります。

 

そもそもなんでこんなに時間がかかったのかについて

コロナ等の外的要因もあるでしょうが、強力な旗振り役がいなかったことが大きな原因の一つであり、また、区の財政が厳しかったこともあるでしょう。

台東区は一時期は結構財政的に厳しく、財政弾力性に欠けていました。

今でもそれ自体は変わっていませんが、このところの人口増により税収は右肩上がりです。特に生産労働人口の増加が著しいため非常に堅調に推移しております。

一方で生活保護受給者率が高いため、(受給費用そのものは国等から支出されるのですが)受付窓口を区役所が担うため、窓口含めたその手続き費用の負担に悩まされ続けています。

それ自体は変わっていないのですが、財政が改善してきたこともあり、第二庁舎を東京建物に売却する代わりに、下谷小学校跡地の一部を追加取得し、取得した土地を都と交換する形で小学校跡地を警察署へ、警察署跡地というタネ地を得た(ざっくりそんな話だった気がします)

そして東京メトロの上場も迫る中、メトロは今後鉄道事業に対して消極的であるのは皆さんご存じの通りなのですが、上場となれば不動産事業にも着手しなければならないとかで、今までいなかった旗振り役が現れた、とかじゃないかな、と思います。

(ここまですべて推測を含んでおります)

 

んで、一部区民施設等を内包する形でメトロ駅直結のオフィスビルになるというのが私の予想です。

もともと、浅草通の北側にはメトロの上野駅への入り口はありませんでした。

今回の旗振り役がメトロさんということで、JRの駅からは若干距離(距離というよりは心理的距離というほうがいいかもしれませんが)あることを踏まえると、駅直結という形にしないとオフィスビルとして弱いかな、ということでまず間違いなく駅直結に仕上げてくると思います。

 

だんだんめんどくさくなってきたのでさっと行きますが、

今の警察署の西側の道路は廃道にするんじゃないかと思ってます。

めぐりんについては、現在南めぐりん浅草橋方面がここを通過しますが、台東区役所が間接的に駅直結となれば、現在の上野駅停留所は不要になるため、拡幅予定の区1道路を経由して永寿総合病院停留所へ流す形になるんじゃないかと思います。

 

住戸はおそらく作られないのではと思います。

というのは、そもそも観測している限り、この区画に在住している世帯は片手で数える程度いらっしゃるかどうか、というレベルであること、そもそもレジデンスを含む計画であればもっと早くに進行していたのではないかと考えるからです。

地域住人にとって小学校は特別ですので、たとえばこれをつぶしてタワマンにしようというのではそもそも地域の理解が得られないんじゃないかなと思います。

(現に坂本小跡地に至っては広場になっています)

 

オフィスとしたのはここに商業施設をあてがったらうまくいくかというと、そこはなかなか現実的には厳しいんで、そんな感じかな、と思ってます。

 

まー10年先の話なんで気長に見届けるとしますか。

桂の台東区役所前店がなくなるのは悲しいですが、他に2店舗ありますしきっと下駄で復活してくれるでしょう。